Hermes好き必見!世界一高価なバーキンBEST3
老舗ブランドHermes(エルメス)が販売しているバッグ「バーキン」は、実は、イギリス人女優ジェーン・バーキンにちなんで命名されました。1980年代に初めて一般販売されて以来、今日に至るまでずっとその人気は上昇し続けています。もはやブランドを象徴するバッグとなっているバーキンの特徴としては、2つのトップハンドル、フラップカバー、カデナ、クロシェット、そして4つの底鋲です。さてこの記事では、タイトルにある通り、世界で最も希少かつ高価なバーキンを3つ紹介したいと思います。
サックビジューバーキン
Hermesは2012年、ハンドバッグにインスパイアされたハイエンドジュエリーコレクション「オート・ビジュトリー」を発表しました。同ブランドのファインジュエリー部門のクリエイティブディレクターを務めるピエール・アルディ氏がデザインを手がけました。このコレクションの中で最もゴージャスな作品として注目を集めたのが、この「サックビジューバーキン」で、200万ドル以上という巨額な値段がつけられました。というのも、素材はローズゴールド製で、2,712個のダイヤモンドがちりばめられているからです。
サイズは小さめですが、バッグとして十分機能し、アクセサリー感覚で身につけることもできます。上のフラップ部分はクロコダイル革のような質感で、ボディ、トップハンドル、カデナ、クロシェットにはダイヤモンドがあしらわれています。この贅沢なバーキンは世界で3つしか現存しておらず、非常にレアなアイテムです。ところが2019年に、ブラックガーネットとスピネルを使用し、ホワイトダイヤモンドをちりばめた初代よりもエッジの効いたデザインで復刻し、話題になりました。
ヒマラヤバーキン
最高峰のバッグである「ヒマラヤバーキン」には、宝石ありと宝石なしが存在します。ダイヤモンドありのヒマラヤバーキンは、オークションに出品されたバッグの中で史上最も高額だったことで知られています。同品は最終的に、2017年に40万ドル以上の値段で落札されました。もともとの販売予定価格は30万ドルだったそうですが、このバッグの希少性がオークション価格をグッと押し上げたようです。
素材には、白とグレーのグラデーションに彩られたニロティカスクロコダイルレザーが使用されています。このホワイトトーンのグラデーションカラーは、商品名にある通り、ヒマラヤ山脈の白い頂上を表現しているそうです。しかもこの色合いは、ホワイトダイヤモンドをちりばめた18Kホワイトゴールドの金具と相性がぴったりです。鍵部分のカデナだけでも68.4gの18Kホワイトゴールドに、1.64カラットのラウンドブリリアントダイヤモンドが40個もちりばめられています。また、クロアとその金具の部分には、合計8.2カラットのダイヤモンドがそれぞれ200個以上使用されています。これらの高級な素材によって、クロコダイルの見事な色合いがより一層引き立っているのです。
その創造性で知られるヒマラヤバーキンは、熱狂的なバーキンコレクターにとっては非常に貴重な一品であるので、ダイヤモンドの有無にかかわらず、その価格は年々上昇し続けています。状態や製造年によっては、他のクロコダイルバーキンよりも高い市場価値を持っているのが一般的です。実際、2021年には、一番人気のサイズである25cmのヒマラヤバーキンが、「サザビーズ」のオークションで30万ドル超えの価格で落札されています。
ダイヤモンドバーキン
Hermesファンの間で人気なのが、このゴージャスなダイヤモンドバーキンです。これはダイヤモンドありのヒマラヤバーキンと似ていますが、唯一の違いは、そのエキゾチックな革の仕上げです。クロコダイルの革と、ダイヤモンドをちりばめたホワイトゴールドのハードウェアを特徴としており、バーキンコレクターにとってたまらないほど欲しい一品です。一般的なバーキンのサイズと同じく、25cm、30cm、35cm、40cmのサイズ展開となっています。カラー展開は、ピンク、レッド、ブラウン、ブラックなど、様々な色合いのものが発売されています。この珍しいダイヤモンドバーキンの推定価格は、色やサイズによって異なりますが、平均19万ドル〜26万ドルにのぼります。